油圧ホース御問合せについて
油圧ホースを選定するには様々な情報が必要となります。
一般的には下記の①~⑥についての確認が必要となります。
①流体
流体によってホース材質(ゴムや樹脂等)に悪影響を及ぼし早期に寿命を迎える可能性が
あります。流体とホースの適切な組み合わせを行う必要があります。
②温度(流体温度・雰囲気温度)
温度によってホース材質(ゴムや樹脂等)に悪影響を及ぼし早期に寿命を迎える可能性が
あります。流体温度が高い場合は耐熱性の材料を使用しているホースを選定する必要があ
ります。雰囲気温度が高い場合は保護材や配管自体を熱から遠ざけることを検討する必要
があります。
③圧力
油圧ホースは連続使用できる最高圧力(最高使用圧力)が設定されています。
最高使用圧力を超えないホースの選定が必要となります。
またホースは油圧回路の開閉に伴い、衝撃圧力の影響を受けています。
衝撃圧力を受けることによってホースの補強層に負荷がかかります。
適切な圧力選定を行わない場合早期にホースが破裂する可能性があります。
④長さ
ホースは加圧されることによって長さが変化します。
取り付ける際に張力やホースのねじれ等がおきている場合
ホースと口金具の加締部分の抜けや破裂がおきる可能性があります。
⑤ホース口金具の形状
様々なシール(シールテープ・メタルシール・Oリング・銅パッキン等)方法や
ねじの種類(テーパー・平行ねじ・UNF・Mねじ等)があります。
適切な接続を行わない場合、ねじ部からの油漏れの要因となります。
⑥ホースの使用環境
加圧による脈動による擦れ、機械・設備の稼働による屈曲・接触
ホース自体に油がかかる、作業環境が高温等 様々な環境があります。
ホースに負荷のかからないように保護材を使用したり、無理な動きにならない様
スイベルアダプターを使用したり対策が必要となります。
■技術資料
●油圧ホース御見積・御注文フォーマット
油圧シリンダーシールキット御問合せ について
建設機械は型式や号機NOによって使用される部品に違いがございます。
容易に型式だけで部品購入した場合とりつかない可能性やとりついたとしても
寸法が違いシール性能が発揮されない可能性があります。
正しいものを購入するには下記の①~⑤について確認が必要です。
①使用されている建設機械メーカー名
②建設機械の型式+枝番(例えばPC138US-11型等)
③号機NO
④ご希望される製品(アームシリンダー等)
⑤ブッシュの有無 を教えてください。
●油圧シリンダーシールキット 御見積・御注文フォーマット